Chapter.0

始めに・・・



現在、.NET Frameworkの急速な普及により、COMはその役目を.NET Frameworkに譲りつつあります。 .NET Frameworkの設計の元となったCOMのアーキテクチャは、やがて忘れ去られてしまうことでしょう。 まあ、2010年までCOMは使用され続けると考えているのですが・・・。いずれにせよ、大多数の人々がそれほど必要としない時期が迫っています。 しかし、私が研究してきたモノを埋もれさせてしまうのは、なかなか惜しいので、その中でも一般的に内部がそれほど知られていないOLE分野の情報を公開していきたいと思います。

幸いなことに.NET Frameworkには、プラットフォーム相互運用機能なるものが搭載されており、 これを用いてCOMを直接呼び出すことが可能となっています(一部語弊あり)。



そういった理由で、このページでは、.NET Framework SDKとWin32SDKで、解説&作成していきます。 C#.NETはアンマネージドコードをサポートしているため、比較的難易度が低いと思われますので、ここは敢えてVB.NETを使用します。 しかも、Visual Studio等の統合開発環境を使用せずに、コマンドラインのみで作成します。 これはVisual Studio等の統合開発環境を購入できない人への配慮ではなく、 その方が面白そうだからという極めて個人的な興味本位に基づいています。

また、重要な点として、OLEサーバにExcelを多用します。なぜなら、Excelが最もOLE仕様に準拠したOLEサーバだからです。 そのOLEサーバとしての動作は、驚くべきことにOffice97の時代からほとんど揺らぎがありません。 これは、その時点で完成された設計を持っていたということを表していると考えられます。 その他に完全なOLEサーバとしては、OLE Client Testツール(Visual Studio 5.0以降に付属)があげられます。 これは元々そういう目的を持った物なので納得です。 試してはいませんが、Microsoft Excel Viewerというフリーでダウンロードできるツールでもテスト可能かもしれません。

今考えれば、COM総合研究室の失敗理由は、COMを知らない人に普及しようとしたことであり、 自分の興味が持てないことも解説しなければならなかったことが原因だと考えています。 そのため、ここではかなり暴走して解説しますが、冷ややかな目で笑ってやって下さい。



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玄関にも書いてありますが、著作権は、放棄してます。ガンガン、再利用してください。
日本の法律上、著作権は放棄するってことは出来ないらしく、「再利用に関して制約を付けないことも著作権の行使である」という突っ込みアドバイスを頂きました。
ということで正確に言ってみると・・・
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